どうも、メンタルヘルスブロガーのほっしー(@HossyMentalHack)です。
そう思いませんか…。
わたしもそう感じていて、実際に断薬までやっちゃったことあります。
体調悪くなったので、後悔しました(笑)
と、考えてみたところいくつか理由があることに気がつきました。
理由を客観的にみてみると、これみんな一緒なんじゃないかな?と思ったんですよ。
理由を知れば、薬を飲む負担が少し軽減するかもしれません。
やだ…薬飲みたくない…また副作用で体調最悪になる上に鬱になる…やだ…(幼児退行)
— 安野 (@uranus023) 2016年7月22日
抗うつ剤とか出して来たらぶん殴ってやる。
薬を飲むことが、精神的にも身体的にもかなりのストレスだから、もう今出されてるの以外は飲みたくない。
— 慢性的な鬱症状ちゃん (@kuma_relax) 2016年10月30日
メンヘラに効くお薬って、高い……。診察費も高い……。薬飲みたくない……。
— 夢裡(みえつねむり) (@muri_no_nai) 2015年12月16日
あなたが薬を飲みたくないと感じてしまう理由
1.どこかで精神障害者と認めたくない部分があるのかも
精神疾患と診断されたならば最初にぶつかる壁であり、超えたと思っても実は超えられていない壁だったりします。
精神疾患になってからもう3年以上は経ってますが受け入れられるようになったと感じる面もありつつ、自分に対して甘えだと感じるところもあります。
これはきっとあなたも同じじゃないでしょうか?
もっとベテランの精神疾患先輩たちも、ネットに自分を卑下するコメントを投下しているところを見ると、長い戦いになりそうだなぁと感じてます。
薬を飲むという行為はある意味で自分が精神疾患だと認めることになるので、情けないと感じることがあるんですよね。
その一方で、飲まないと平静を保てないこともわかってる。
この自立してない感が自分を責めるんですよ。
ですが! わたしもそんなネガティブな思考になったときにハッと気がつくことがあります。
これはやっぱり病気なんですよ。この思考自体がうつ病のなせる技。
あなたもわたしのように、自分を情けないと感じてしまうならハッとしてくださいw
と言った形で、ちょっと無理矢理ですけど客観的に見ると笑えてきます。
2.副作用がひどい
治療の為とはいえ、抗うつ剤しか治療法が無いとか知って、飲む前から酷い憂鬱感。何故ならば、一時抗うつ剤をやめたとき、酷い離脱症状に悩まされたから。合わない抗うつ剤で吐き気や腹痛もあったから。
本音言うなら飲みたくない、だけど楽になりたいし周りに迷惑かけたくないんだ。
— 藤神 凪@全体的不調 (@MadokaNaruTsuki) 2017年1月7日
これな! わたしも以前処方されたラミクタールという薬で地獄をみました。
合う人は合う薬らしいんですけど、合わない人はとことん合わないんですよと当時の主治医が言ってましたねぇ。
患者としてはそんなこと知らねーよって感じで、このときから抗うつ剤に対しての不信感がグッと高まりました。
≫双極性障害になってラミクタールを処方され、重篤な副作用が出た体験談。
今飲んでいるレクサプロという薬は、副作用がかなり少なくて助かってます。
とはいえ、ないことはないので、生活に支障もないことはないのです(笑)
引用したツイートにもあるように、治療のためとはいえ抗うつ剤を服用しないといけない憂うつ感はたしかにあります。
でも、精神疾患というのは主治医と二人三脚で治していく病気。
そして現在の医療では、効果が薄いと言われている投薬治療以外にないので、しゃーない部分はあるんですよ。
わたしたちは変えられないものに悩むことが多いのですが、今自分はなにができるのか? に目を向けることで憂うつ感から少し逃げることができます。
3.抗うつ剤は効いてる感じがしないしね
抗うつ剤は、飲み始めてから数週間後に効果が現れると言われています。
なんて思っちゃうんですよ…(笑)
動物実験では、抗うつ薬を与えて1時間もすれば、脳内でしっかりセロトニンが増えている。
しかし、実際のうつ病患者さんに、抗うつ薬を飲んでもらっても、セロトニンが増えているはずの1時間後も、何ら改善が見られないのである。
実際に、抗うつ薬の投与によって、うつ病が改善し始めるのは、1、2週間後である。このこと一つだけでも、セロトニンが足りないからうつ病になる、という単純な話ではないことは、明らかなのである。
引用:うつ病の脳科学
専門家もセロトニンがすべてではないと言っているので、抗うつ剤…? となる気持ちもわかります。
ですが、悔しいことにわたしたちの精神コントロールの一部は精神科医が握っている部分もあるので、勝手に断薬はしないほうがいいです。
薬はちゃんと飲み続けたほうがいいよ、断薬をしてひどい目にあったからさ
もしいま当時の自分に会えるなら、ぶん殴ってでも薬を飲ませたいのですが…(笑)
薬を勝手にやめるといかに危険であるかということを身をもって経験する結果となりました。
≫レクサプロの断薬を精神科医の忠告を無視して勝手にやってみた結果…
投薬を再開したものの、ほぼ寛解状態だった体調はガクッと落ち込み、長い間、低空飛行を続けることになりました。
そんな自己嫌悪も自分を責めたて、はじめてうつ病になったときよりも落ち込んだかもしれません(笑)
くれぐれも勝手な断薬はご注意を。
まずは投薬治療、維持療法でも薬を飲む、精神科医と相談しながら
再発についても、驚くべきデータがあります。初回の「うつ」が治療の結果回復し、服薬を中止した場合、その後の二年間の再発率は約五〇%もあります。
そして、二回目以降の「うつ」が再び回復し、服薬を中止した場合、その後の二年間の再発率は、なんと約九〇%にもなるのです。
わたしのように勝手に服薬を中止してしまうと再発率がググっと上がってしまうデータがあります。
担当医の話では、症状が収まっても半年から1年は維持療法として薬を飲み続けてほしいとのこと。
うつの再発を防ぐためにも、ちゃんと守っていきます…(笑)
実際に断薬をしてみると、うつの再発の兆候が詳しく分かるようになりました。
それが唯一の収穫ですね!
さいごに:薬を飲みたくないなら薬を飲んで早く治そう
薬を飲みたくないなら、飲まないのではなくて飲んでさっさと治しましょう。
精神科医にもよるでしょうが、基本的には治療が進めば減薬をする方向で進むでしょう。
私も現在はもっとも服薬量の多い時期に戻りましたが、担当医は様子を見ながら減らしていくと言ってくれています。
病気であることを否認しがちな人は自尊心がかなり強く、勝手に薬を中断してしまうことが多いのです。
「うつ」が慢性化する最大の要因は、このケースのように、不十分な治療にあると指摘されています。
治療を中断すると慢性化の原因になる…。これは恐ろしいことです。
薬を飲みたくない気持ちはわかります。実際にわたしも断薬しちゃいましたから(笑)
自戒を込めて言いますが、絶対にやめないようにしましょう。
担当の精神科医としっかりコミュニケーションをとってゆっくり治しましょう。
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