回復を実感! うつ病とブログ書くことは相性がいい11の理由

スーツ 星野良輔

どうも、メンタルヘルスブロガーのほっしー(@HossyMentalHack)です。

システムエンジニアとして名古屋で働いていたとき、溜まりに溜まったストレスで会議中に意識を失いました。

産業医にうつ病の疑いがあると言われ、精神科を受診したところ3ヶ月の休職を言い渡されることに。

 

双極性障害と言われたり、うつ病と言われたり、病院を変わるたびに診断も変わり、混乱の毎日。

そのまま復職することはできず、たった1年で新卒で入社した会社を退職。

死んでしまおうかと思ったこともありましたが、なんとかここまでやってきました。

ここまでやってこれたのは、治療目的ではじめたブログのおかげだと思ってます。

 

うつ病が代表的な精神疾患。

ブログを書くことは治療効果も含めて相性が良いことがとても多いんです。

その理由についてまとめてみました。

 

 

うつ病とブログを書くことの相性がいいんです

1.ブログを書くことでうつを一時的にでも忘れることができる

delete 消去 消す

うつ病というのは、なにも考えていない、なにもすることがない時間がいちばん苦痛なんですよ。

否定的な思考が頭の中で渦巻いて、おこりもしない問題を考えみます。

そして、自己無価値感にさいなまれることになり、負のスパイラル…。

 

自分の書きたいことを、バーっと書くだけでも一時的にうつを忘れることができます。

一時的にでも忘れられることができれば、否定的な思考から少しでも逃れることができる。

慣れてくると忘れる時間が長くなってくるんですよ。ストレス軽減につながります。

 

アルバイトや正社員として仕事をするのは無理なので、手軽なブログがオススメというわけ。

手書きだとめんどくさくても、パソコンやスマホでうつだけならそれほど苦労しません。

 

2.書き出すことで客観的に自分が観れる

ノートとボールペン

専門家も日記を書くことに治療効果ありと本に書いてあります。

最低限日記やメモをつけることを勧めている。

文章にすると、少しだけ客観的に自分のことを見つめられる。

そして、本書を何回も何回も読みながらトレーニングを進めることだ。

「この本の筆者だったら、今の自分にどうアドバイスするだろう」と、自問自答しながら進めてほしい。

引用:うつからの脱出

 

私もかれこれ1年以上ブログを書き続けています。

書きなぐるように自分の湧いてくる感情のままに書いて1日か2日たってからみると、まるで別人が書いたかのように思うときがあります。

 

ほっしー
こんなこと考えてたのか…
ほっしー
えっ、そうだったの? 実際にそんな不安ごと起きなかったぞww

…と、いつも不安に思っていることのほとんどは起こらないことに気が付きます。

 

体感的には、10%も起きませんね。

90%は悩むだけ無駄だったなと思わされる事柄ばかり。

ブログを通して不安の無意味さ経験することで、無駄に悩む回数が減っていくのです。

 

3.過去の自分に励まされる

写真 過去の自分

人間というのはなにも変わっていないように見えて着実に成長しているんですよ。

1年前に公開している記事と、今の記事を見比べたらクオリティは雲泥の差です。

気づいたときには書き直しているんですよ…恥ずかしくて…(笑)

 

ほっしー
実感はなかったけど、考え方も変わってきてるし、ずいぶん楽観的になってきたなぁ。

と、読み返していて納得できます。

人間はほうっておくとすぐにネガティブになってしまいますが、ふと過去を振り返ってみると確実に前に進んでいるんですよね。

 

4.同じうつ病の人は体験談を求めてる

講演する人 体験談

うつになったばかりの頃というのはわからないことだらけで不安で不安で仕方がないんですよ。

本は情報の信頼性は高いですが、分量が多すぎる。

うつ病の症状で、集中力が低下していますから、読書なんてとてもじゃないですが集中できません。

 

私はオーディオブックを使ってましたけど、お金がかかるのでそんなにポンポン買えない。

となると、インターネットに情報を求めるんです。

うつ病と検索すると、お医者さんが解説しているサイトが最初に出てきます。

 

正しい情報が欲しいときはそれでもいいんですけど、お医者さんも結局は健常者なんですよね。

実際に体験した人の声が聞きたいじゃないですか。

 

私は最初、双極性障害って言われたんです。

双極性障害ってなんぞや? って調べても、体験談がほとんど出てこなくて、困りました。

だからこのブログを始めたというのこともあります。

 

体験談を読むことで、共感したり、自分の症状の立ち位置なんかがなんとなく掴めるんですよ。

そうすることで不安になることもありますけど?安心することだってあるんです。

ネットで情報を調べて、もっと詳しく勉強したくなったら、本を読むようになるんですよ。

 

 

5.同じ病気のの人に応援される

 

うつや双極性障害のことについて体験談をまとめているので、励ましの声をいただくことがあります。

なかには、このブログ読んで元気もらいました。という嬉しい言葉も。

 

少しでも生きるヒントになれば嬉しいと思って続けていますが、コメントをいただくことで自分が報われている感があります。

ま、好きでやってるだけなので、報われなくても良いといえば良いのですが…。

 

応援されると、自分も誰かの力になれてるんだなーと、自分に価値を感じるようになります。

うつ病の症状として、自己無価値観のループにハマるときがあるので、定期的に自己価値観を感じることは治療として大事なんだろうなと実感。

ブログのおかげですね。

 

6.ネット上で自分の存在を知ってもらえることで自己無価値感を消せる

スーツ 星野良輔

うつ病でベッドに潜り込んでいると、自分はこの世に必要ないのではないか? という発想におちいってしまいます。

これもうつの症状なんですけど、本人ではどうにもコントロールできないので仕方ありません。

しかし、ブログを続けていると、ネット上で存在を認知してもらっているなぁと感じます。

 

自分の存在が確かにネット上のどこかにあると実感することが私にとって治療効果ありでした。

自分の価値を証明するには、企業で働いて社会貢献しなければという考えがあなたにもありませんか?

生きているだけで人間には価値があるはずだけど、ついつい周りと比較して自己無価値感に頭を悩ませるんですよ。

 

ブログを書き続けて、たったひとりでも「助けられてます」というコメントをしてくれることで、私自身が助けられているんです。

どういった形でも、真摯に向き合っていれば人の役に立つことができるんだなと感じることができるから。

ブログは自分の価値も捨てたものじゃないと感じるために便利なツールです。

 

7.否定的な人間の対処法が身につく

炎上 炎

少し荒療治的なイメージですが、自分のブログは自分の意見を述べるところなので、当然批判されることもあります。

例えば10人から批判されたとしたら10通りの批判が来ると思うのが批判慣れしていない人の考え方です。

それは怖いですよね。ブログやめたくなるかもしれません。

 

でも、個人攻撃をしてくる人というのは、見事なまでにパターン化されてます。

批判テンプレートに沿って批判してるのか?と思うほどですよw

この考え方は、リアルの世界にも応用できます。

 

心に渦巻いた不安や、友達の何気ない一言に傷ついたりするのも、取るに足らない不安。

自分の受け止め方が過剰で、ストレスを増大させていることに気がつきます。

 

対面で文句言われるとキツイですが、最悪、ネット上なら傷つけば逃げることができます。

私はブログで精神が鍛えられたことは間違いないですね。

 

うつ病は脳の病気であることは間違いありません。

が!認知が歪んでいるという事実もあるんですよ。

うつ病人はあまりにネガティブに物事を捉えすぎる。

 

心配ごとのほとんどは起こりえないし、自分を攻撃してくる人も常に同じようなのばっかり。

好き勝手しゃべろうが遠慮しようが、嫌われる人には嫌われるし、空かれる人には好かれるんですよw

そういったものから脱却する術を、ブログが教えてくれました。

 

8.普通ならマイナスな病気が仕事になる

Kindle Paperwhite

うつ病にしても双極性障害にしても、正直に言うと、基本的にはマイナスなことだらけです。

症状がひどくなると日常生活もままならなくなるし、サラリーマンとして電車に乗って通勤することなんて考えられません。

でも私は、精神疾患だからこそ仕事を頂いています。

 

このブログを更新し続けることによって、少し前に本を出版することもできました。

双極性障害に関する体験談的な本なので、ブログを書いていなければ実現しなかったお仕事です。

 

人工知能の発達で、健常者の仕事もバッシバシ奪われていくなかで、遊びが仕事に変わると言われ続けています。

私はブログでずっと遊んでいるわけですから、遊びが仕事になったいい例じゃないでしょうか?

 

ブログで精神疾患を公言していて、Twitterでは体調が悪くなったりすると遠慮なくつぶやきます(笑)

おかげで、精神論者は間違いなく仕事を依頼してきませんw

 

ある意味、病気や体調を公言しまくることで、お仕事にフィルターをかけている感じでしょうか。

全世界にリアルタイムに情報を発信できるからこそできることですよねw

メディア運営で関わらせていただいている企業も、私の調子に合わせてのんびりやってくれればいいと言ってくれて助かってます。

ありがたい。

 

9.精神疾患者は日常が非日常なので、ブログネタが尽きない

レクサプロと処方箋

良くも悪くも毎日違う自分!w

ブログネタ一覧

  1. 日常の心の変化
  2. 通っている精神科のこと
  3. うつに関するニュースに言及
  4. 双極性障害に関するニュースに言及
  5. メンタルヘルスに関するニュースに言及
  6. ネット上で話題のうつに関する話題に言及
  7. うつ系の本を読んでレビュー
  8. etc…

 

これ以外に趣味であるスポーツカーや音楽、IT系の話も書けますからね。

私は毎日ブログを更新します。

「書くことがない…」と困ることはありません。

「今日はどのネタを書こうかな…」と迷うことはありますが(笑)

 

精神疾患の人は、日常が不安定だからこそネタの宝庫なんですよw

健康な人は日常に変化がないからネタ探しが大変だと思いますよ。

自分の病気に関するニュースだって、ただ単に興味があるわけではなく、ダイレクトに関係する可能性が高いので思い入れが違いますよ。

 

ブラック企業に務めたけど精神疾患にならずに無事逃げ切れた人には拍手を贈りたいですが、彼らと私の考えるブラック企業の視点はまた違います。

ただ単にキツイといったものではなく、私の場合は生死がかかってますから。

ブラック企業は駆逐するべきだ論については、ある意味うつを武器にして戦うことができるわけです。

 

10.辞めてもリスクはないし、いつでも再開できる。

レクサプロとMacBook Air

仮に明日わたしがブログを辞めたとしても、とくにリスクはありません。

それに、ブログは止めたっていつでも再開できます。

書くことをやめている間でも、これまで積み重ねてきた記事は読まれ続けるんですよ。

 

1年間ブログを書き続けていますが、常に最新の記事が読まれているわけではありません。

私のブログでは、書き始めて2ヶ月たったときに何気なく書いた記事が一番読まれています(笑)

仮に明日書くことをやめたとしても、この記事は読まれ続けるでしょう。

 

別に毎日更新しなくたっていいんですよ。私は好きでやってるだけですから。

自分のペースでブログを書くことができるので、他にもやりたいことがある人でも無理なく続けられるんですよね。

 

11.お金もかからない

お金

うつになると働けないし、通院にお金かかるしで、なにか新しいことを始めようにも資金不足に悩まされるんですよね。

ブログはその点、良心的ですよ。

基本無料なので(笑)

 

私は少しお金をかけていますが(年間1万円程度)まったくお金をかけずにブログをすることだってできます。

スマホでしか更新したくね~や! という方は、LINEブログを使えばいいと思いますし。

 

あ、そうだ。少し話がそれますが、大事なことなので書いておきます。

通院していて自立支援医療制度に申請していない方は、すぐに申請してください。これ、めっちゃお金浮くので。

 

「うつ+ブログ」は私にとって良いことしかなかった

ブログ

私にとってはいいことしかありませんでした。

そりゃブログを書くことによってストレスが増えることもないことはありません。

それを含めても有り余っていいことばかりでしたね。

 

うつになってベッドにはいって休むことも大事なんですけど、少しずつ良くなってくると何かをしたい衝動に駆られるんですよ。

でもバイトとか正社員として働くにはあまりにもハードルが高すぎる。だからこそブログがちょうどよい仕事量!

 

自分のペースで続けられて、めちゃくちゃ簡単なわけでもない。

個人日記として運用するなら簡単ですが、読者にどうすれば言葉が届くか? など考え出すと奥が深いですよ。

私にとっては毎日同じ時間に起きて同じ電車に乗って同じ職場で働くことよりは簡単なことですがw

 

ブログを始めてみたいけど続ける自信がないという方は、ぜひ下記記事を参照ください。

うつ病でも続けられた秘訣をまとめました↓

 

スーツ 星野良輔

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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