うつライターのわたしが教える!うつ病のことがよくわかるオススメの本9冊まとめ

うつ病の本

どうも、ほっしーです。

精神疾患になると最初は受け入れられないものです。

でも結局は向き合わざるを得なくて、いざ向き合おうとなると、自分の病気について知らなくてはいけません。

 

病気を知ろうとしたときはじめて治療のスタートだと私は考えています。

ただ、どういった本を読めばいいのかわからないということがあるでしょう。

メンタルヘルス系の本は50冊以上は読みましたがその中からうつ病に関する本でオススメのものを紹介しましょう。

 

いい本があれば随時追加していきますね~!

 

 

うつ病のことを知るメリット

  1. 対処法のいくつかのパターンを知ることができる
  2. 自分の症状がどれぐらい重いのかなんとなく立ち位置が分かる
  3. 病気によって自分がおかしくなっていると改めて分かる
  4. 自分以外にも同じ悩みを抱えている人が大勢いると知ることで孤独感がやわらぐ
  5. 病気を治していこうという前向きな気持ちになる

あなたが病気に振り回されて周りが見えなくなっているのは知識がないからにほかなりません。

うつによって振り回されているだけで、あなた自身が異常なわけではないんですよ。

精神疾患は心の病だと思われがちですぐにキチガイ認定したがるひとがいますが、実際は病気によってそうなっているだけで、その人自身はいたって正常です。

 

認知症になってしまったお年寄りを想像してもらえればいいと思うのですが、認知症でおかしくなっているのであって、その人自身が異常者になったわけではありません。

また、足を骨折した人に「走れないのは甘え」とか思いますか?おかしいですよね。

すべてはうつ病という病にかかってしまったがためにおかしくなっているだけ。

 

つまり、うつ病はなんたるかをなんとなく知るだけで精神的なコントロールが可能になります。

うつがひどくなって、本当に調子が悪いときはもうどうすることもできない場合はゆっくり休むしかないと本にも書いてあります。

「できない自分が弱いんだ」ではなく、「うつがひどいときは何もできないものだ」と知ることができるだけでも、精神的な負担はずいぶんと変わるものですよ。

 

まずは知識をつけることから始めてみましょう。

 

精神科医が書いた本

知識をつけるという意味では、精神科医の書いた本がいちばんです。

なにより専門家ですからね。

診察を受けていると精神科医ってホント患者のわかってねーなと思ってしまうものですが、本を読んでみると患者のために苦心していることが分かります。

 

精神科医の苦悩なんかを知ると、自分の主治医も同じことを考えているのかな? とちょっと同情したくなりますよw

精神疾患の治療は主治医との共同作業なので、精神科医のことを知ることもいい勉強になります。

 

1.うつと気分障害

うつ病に関する知識はもちろんですが、それだけにとどまらずもっと広い概念でうつをとらえようという本です。

うつ病の増加というよりも、うつ病や双極性障害を含んだ気分障害の増加が、より本質的な問題になっているのである。

引用:うつと気分障害

随所に有名人のエピソードも出てくるので面白いですよ。

2.うつ病の脳科学

日本のうつ病等の気分障害患者が90万人を超えた。だが、病因が解明されていないため、今のところ処方薬も治療法も手探りの状態にならざるを得ない。

一方、最新の脳科学で、うつには脳の病変や遺伝子が関係することがわかった。うつの原因さえ特定できれば、治療法が確立できる。

今こそ、最先端脳科学と精神医学を結びつける研究環境が必要だ。うつ研究と脳科学の世界最新情報から、今後、日本がとるべき道までを示した、うつ病診療の未来を照らす希望の書。

引用:Amazon

 

うつ病と脳に関する関係を研究し、今わかっていること、今わからないことについてまとめられた本です。

著者の日本のメンタルヘルスの意識の低さを改善しなくては! という熱い思いが伝わる1冊となってます。

内容的には研究が中心なので中上級者向けかもしれません。

 

 

 

3.軽症うつ病

ほっしー
体験談なんかで語られるようなめちゃくちゃ壮絶なエピソードはないけれど…自分としては辛いんだよなぁ…。

そう感じているひと、多いんじゃないでしょうか。

私もその一人で、自分の症状は軽いほうだと思っています。

 

ただ、軽いからと言って問題にならないわけじゃなく、軽いなりにまた別の問題がある。

そんな視点を精神科医の目線からとらえた1冊です。

 

4.季節性うつ病

主に冬季うつ病について書かれている本。

季節性のうつ病に焦点を当てて書いている本ってこれしか見つけられなかったんですよねぇ。

冬のほうが日照時間が短くてセロトニンの分泌量が減って気分が滅入る。ということはどの本にも書いてます。

ただ、それをもっと深堀りしていろんなエピソードが見れます。

 

SADの患者は炭水化物の多い食事を摂ると実際に元気がでるように感じ、SADでない人々は逆に鎮静されたように感じる。

SADの患者の主たる苦痛が、体がだるく、エネルギーのでない感じにあることを思えば、彼らの多くが特に何かしなければならないことがあるときに、エネルギーの増すように感じられる食物に引かれることは理解しやすい。

引用:季節性うつ病 (講談社現代新書)

SADとは?

季節性うつ病のことです。

 

季節性のうつ病を患っていたり、どうにも決まった季節にうつになっている気がするという方はぜひ手に取ってみてください。

 

5.森田療法

他人の視線に怯える対人恐怖症。強迫観念や不安発作、不眠など、心身の不快や適応困難に悩む人は多い。

こころに潜む不安や葛藤を“異物”として排除するのではなく、「あるがまま」に受け入れ、「目的本位」の行動をとることによって、すこやかな自己実現をめざす森田療法は、神経症からの解放のみならず、日常人のメンタル・ヘルスの実践法として有益なヒントを提供する。

引用:Amazon

 

難しい表現が多くちょっと読みづらいなぁと感じる本ではありましたが、うつ患者がおちいりがちな悪い思考を排除してくれます。

あるがままを受け入れることは、病気を受け入れることにほかなりません。

冒頭でも言ったように、病気を受け入れてはじめて治療が始まるようなもの。病気を受け入れられない! というひとにオススメの1冊です。

 

6.ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

適応障害とうつ病についての違いを述べている本です。

主には適応障害についての本なのですが、心のコントロールのやり方がうつ病のひとにもきっと役に立ちます。

特に第9章の凹まないための思考法はうつのひとに読んでもらいたいところ。1つ引用しましょう。

 

自分が最善と信じる行動をとることにプライドを持つことだ。

相手の評価や物事の結果はさまざまな要素によって左右されるが、自分が最善と信じる行動をとることは自分の信条や努力によるものだから、何物にも左右されない。

引用:ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

 

これ大事な考え方です。つい他人と比べてしまって心が疲れ果ててませんか?

うつな人は他人と比べるとキツイっすよ。症状によってはできないことだらけですからね。

今の自分を受け入れて自分で決めたできることを少しずつこなしていくことで自信が増してきます。

 

うつの体験者が書いた本

あなた
精神科医の書いている本は学術的すぎてちょっと読みにくい…。

そんな方は、うつに対する体験談の本を読むとよいでしょう。

うつエッセイはより患者目線で、より生活感のあるうつ体験を読むことができます。

 

7.仕事休んでうつ地獄に行ってきた

ミヤネ屋で一躍有名になった丸岡いずみさんの著書です。

彼女もまた、一般人と同じように病気を受け入れられずに薬を飲まずに奮闘するも、症状が悪化してしまった経緯をたどっています。

どうしても精神科医が信用できないというひとは、読むと考え方が変わるかもしれません。

 

また、旦那・有村 昆さんのうつに対する理解の姿勢が素晴らしいので、友人や配偶者がうつになってしまった方が読んでも勉強になりますよ。

うつ病と診断された時、主人に電話で、「私、うつなんだよ。先生にそう言われた」と話したら、「うつなんか普通に誰でもなるでしょ」と返してくれました。それで、「そうか、普通なのだ」と思えて、救われる思いでした。

「うつを乗り越えようと思わなくてもいいじゃないの。うつも個性のひとつでしょう」とも言ってくれました。すごくうれしかったです。  幸せの基準は、人それぞれ。自分の心に正直に生きることなのですね。やっと気づきました。

引用:仕事休んでうつ地獄に行ってきた

 

 

8.凄絶な生還、うつ病になってよかった

俳優、竹脇無我さんの著書です。

双極性障害的な傾向が強く、のちに双極性障害だったと思うと書かれていますが、病気になるまでの経緯は完全にうつ病です。

 

精神疾患とお酒の相性がいかに悪いか教えてくれるいい教科書。

いま精神科やメンタルクリニックに通っていてお酒を飲みすぎている自覚がある人に読んでもらいたいです。

 

9.ゆううつ部!

うつ病をはじめとする精神疾患にかかったひとたちのインタビュー集。

有名な人ではない一般の人の体験談がたくさん載っているので参考になることが多いですよ。

社会復帰してどのように心をコントロールしているかや、再発しないために予防していることなどを一般人目線で語ってくれます。

 

 

まとめ:向き合うことからはじめよう

「あなたはうつ病です」と言われたとき、最初はまったく受け入れられませんでした。

診断書に書かれた文字が嘘であってほしい。人生が終わってしまうと絶望したときの気持ちを今でもよく覚えています。

就労は困難という文字が重くのしかかった

 

でも、なってしまったものはある意味仕方ないんですよ。

いくら否定し続けても治るわけでもありません。とりあえずいったん受け入れましょう。

ただ、自分じゃどうすることもできない意味不明な力が働いて身体が言うことを聞いてくれませんよね。

 

それを不可思議な力だと考えてしまうのはうつに対する知識がないからです。

知識さえつければ、多少はマシになります。

どうすることもできないときもありますが、病気のせいでどうすることもできないといい意味であきらめがつきますよw

 

何かに興味をもって行動することも大切。私も精神科医から興味があるなら本とかガンガン読んじゃってくださいと言われています。

精神疾患に関する本って、ある意味自分探しなんですよ。そう考えると興味が湧いてきませんか?

なにより、誰にも理解されない「うつ」という病。今回紹介した本の中にはあなたの理解者が存在していますよ。

 

うつ病の本