どうも、ほっしーです。
テレビによく出演されている、精神科医の名越康文さんを知ってますか?
彼のコメントは、わかりやすく噛み砕かれたものが多いので、スッとこころに入ってくるんですよねぇ。
明日は倉敷で pic.twitter.com/P7jcGSgCnt
— 名越康文 (@nakoshiyasufumi) 2017年8月25日
彼の名前をAmazonで検索してみると、面白そうな本があったのでさっそくポチりました。
「SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である」というタイトル。
ここに書いてあった、人は無意識に作り上げた心理的な壁の中で暮らしているという内容がビビッときたので、私なりに噛み砕いて説明していきます。
ネガティブ思考がなかなかやめられない人は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
あなたは自分が作った壁の内側が世界のすべてだと思っている
この世の中は優しいと思えば優しいし、厳しいと思えば厳しいものです。
私はうつ病になって自分の世界に閉じこもっていた時期がありました。
でも、もしかしたら知らない世界もあるのかもしれない。
そう思って、ブログを書くという趣味を持ちました。
そして、趣味から通じた仲間に出会って、明るい世界を知りました。
「出てこないから心配してましたよ」
そう言ってくれた人がいました。
いやぁ…ありがたかったですねぇ。
悲観的に、自分のことは忘れてるんじゃないかと思ってましたからw
また、趣味仲間に言われると素直に嬉しい言葉なんですよね。
人は無意識に経験から世界を捉えて壁を作ってしまいます。
外の世界がどうなっているかは全く見えません。
でも、外からは内側で苦しんでいる人の様子がよく見えます。
本人にとっては壁の内側が世界のすべてなので、現実に感じてしまう。
壁の向こう側を見ることがなかなか難しいんです。そもそも壁の向こうなんて存在しないと思ってることが普通。
これは根性論とかスピリチュアルではなく、現実的な話です。
ネガティブな人は誰しもが、心に壁を作ってしまっています。
アラブの石油王を、リアルに想像できますか?
突然ですが、アラブの石油王って普段何やってるかわかります?
もちろん、私も知り合いに石油王ほどの大富豪がいないのでわかりません。
だから、そんな世界があるらしいけどわからないし、自分には関係なさそうって感じてます。
ほとんどの人は、金持ちのイメージって「年収1000万~3000万程度の世界」で閉じちゃってるんですよ。
現実感がないから、石油王ほどの大富豪がどんな生活してるかなんてさっぱりイメージできない。
タワマンで豪華にワイン飲んでるみたいなイメージだと、しょぼすぎますよね。
石油王ですよ?島とか買っちゃうんじゃないですか?は?みたいな感じかな?w
サウジアラビアで王族が汚職で一斉摘発されたというニュースをご存知でしょうか。
サウジアラビアのムハンマド皇太子が主導して進めている汚職を名目とした王族メンバーらの摘発で、拘束者から政府が没収する現金や資産が最大で推定3兆リヤル(約90兆円)に達するとの見方が出ている。
引用:サウジ没収資産90兆円に=汚職拘束の王族ら:時事ドットコム
90兆円です。90兆円。
日本の政府が1年間で使う金額と同じぐらいですよ(笑)
平成28年度一般会計予算は約96.7兆円です
引用:平成28年度一般会計予算(平成28年3月29日成立)の概要 : 財務省
無意識に作った壁は、なかなか壊せない
こんな感じで、無意識に作った壁の内側が世界のすべてだと思って生活してるわけです。
だからネガティブに染まりきった人は、自然とポジティブな人を遠ざけるので、なかなか抜け出せない。
無意識の壁を壊すことは簡単じゃありません。
でも、環境というのは周りの人間関係によって構成されています。
物理的・精神的に距離を取ってみると、外の世界が見えることもあります。
壁を一時的にでも乗り越える方法
1.旅に出る
一番わかりやすいのは、「旅に出る」ということです。
(中略)
あなたはふっと心が軽くなり、日頃思い悩んでいたことが、別にたいしたことじゃない、と感じ始めている自分に気づくはずです。なぜ、旅に出るだけで、そんなことが起きるのか。それは、あなたの周囲を取り巻く「人」と「環境」が変わるからです。
旅は、普段の環境も人も、物理的に置き去りにできます。
まぁ、旅はそう簡単にできることではないので、ちょっと外に散歩にでるとかでもいいと思いますよ。
5分散歩するだけでもうつ予防の効果があるって言われているので。
2.片付けをする
部屋の片づけは、心理学的には「旅」とよく似た効果を持っています。
旅と片づけの間にある、大きな共通点。それは「モノを手放す」ということにあります。
(中略)
旅に出ることは、あなたの部屋にあるたくさんの「モノ」から手を離すことです。
私もストレスが溜まると、無意識に部屋の片付けをします。
住んでいる部屋は変わってないのに、モノがなくなってスッキリすると、別の空間にいるような感覚になれます。
おそらくこれが、心理学的な旅の感覚なんでしょう。
掃除は、うつ病の本にも、精神的、身体的負担が少ないながらストレス解消の効果が高いと言われていますからね。
▼私も実体験として、掃除の効果を体感しています。
3.古典やSF小説を読む
自分の心理的な壁を認識するために、有効なのは俯瞰的に物事を見ることです。
私たちは無意識に、経験から物事を判断してしまいがち。
経験=年齢ですから、せいぜい長くて100年です。
古典やSFモノの小説は1000年、いやもっと長い時間、現代とズレがあります。
たとえ創作モノでも、現代とは違う価値観に触れることで、無意識に縛られている私たちの常識があぶり出されてきます。
うーん、こういう考え方もあるのか…すごく常識に縛られているな…自分…。
そう思えたとき、心理的な壁の向こう側にあなたが立っていて、中を覗いている状態なんですよ。
さいごに:無意識に建てられた心理的な壁に気付こう
私たちは…特に日本人は、「べき思考」にとらわれて生きています。
- 人と仲良くするべき
- 勉強はしっかりするべき
- 仕事は真面目にするべき
- 常識は守るべき
「べき」で縛られると、本質的なことが見えなくなってきます。
うつ病になった人なんて、すごく「べき」に縛られているんですよ。
認知の歪みと言ったりします。
≫認知の歪みとは? 実例とともにわかりやすく10個解説してみる
その「べき鎖」は、「環境」や「人」によって作られたものです。
現実に今起きてしまっている悲しい出来事ばかりの世界ではないかもしれません。
ネガティブ思考をやめたいなら
- 無意識に隔てられた心理的な壁に気づくこと
- 所属している群れから離れる行動を取ってみること
- 自分の知らない世界がまだあるんだと考えて、探求し続けること
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