どうも、ほっしーです。
私は寛解に至るまでに何度かうつが再発しました。
思い出してみると、ガンッとうつが悪化する前に身体はサインを発してるんですよね。
そのサインはきっと、誰もが気づいているんだけどまだ行けるとか。まだ大丈夫だとか。
勝手な自己判断によって気づいたときには取り返しの付かないことになってるんです。
この記事に書かれていることは
という程度のものだと思います。
特別新しいことを知ったということはないかも。
ただ、このありきたりな簡単なことをおろそかにすると、簡単にうつに転落してしまうというのが私の経験から言えることです。
知っているからこそ、もう一度ちゃんと意識してほしい。
自分の症状と向き合ってほしい。
そんな気持ちから、うつが悪化してしまう原因と対処法について書いていきます。
うつ病の症状を悪化させる原因
1.ストレスを溜め込んでいることを気付いてないふりする
これ結構やらかすこと多いです。
怖いんですよね。悪化してる自分と向き合うのが。
この場合、気合ではどうにもなりませんw
ズブズブと悪化していって、なぜあのときちゃんと向き合わなかったのだろう? と自己嫌悪になるのがオチです。
2.早めに病院に行かず、症状を放置してしまう
- 薬が増えるの怖い
- 精神科医に絶望されるのが嫌だ
- 行くのが億劫
いろいろ理由はあるだろうけど、悪くなったら強引にでも早めていくべきです。
溜め込んでいることに気づいているなら、さっと主治医に相談するべきなんですよね。本来は。
何言われるか怖いって気持ち、すごくよくわかります。無神経な医者多いからね!w
でも、うつが悪化するほうが何百倍も怖くない…?
聞くは一時の恥、聞かぬは一生のうつですよ。
3.早く治さなきゃ! と、回復を焦ってしまう
治りたい治りたい…! その気持ちが強すぎて、自分を焦らせてしまいます。
うつ病は3〜6ヶ月程度で治るなんて本に書いてあったり、精神科医も同じこと言うもんですから、私の焦った経験があります。
ただ深く調べてみると、めちゃくちゃ個人差あるみたいですけどね…。
≫治るけどすぐには治らない? うつ病が寛解(完治)するまでの期間について
それに、療養ばっかりしてたら申し訳ない気持ちになるじゃないですか。
同じ世代の人たちはきっとバリバリ働いているし、社会に貢献しているわけです。
そうやって虚しくなっていくので早く回復したいんですよね。
4.「〜するべき」と思ってしまう完璧主義がまだ強すぎる
私ははっきり言って、完璧主義的思考がうつの諸悪の根源だと思ってます。
再発するもの悪化するのも、この完璧主義から起こる悪影響のせいですよ。
うつ病になってから生き方を見直して治ったという話を聞きますが、共通点は完璧主義的思考の改善ですからねw
治療を始めた段階で自分をある程度許せるようになってきても、時間が立つと元の厳しい自分に戻っちゃうんですよ。
誰かの本に触発されて、明日からは真人間になるぞ! と決めたものの、1週間と持たなかった…みたいなw
完璧主義は一朝一夕で治るもんじゃないってことです。
私も完全に消せたわけではありませんが、随分と完璧主義からは脱却できました。
≫完璧主義は完璧から程遠い! 治す方法はダメな理由を知ること
うつが悪化したときの対処法
1.まずはこれ!さっさと心療内科・精神科に行きましょう
ザ・ありきたりな答えですが、まずは専門家に頼るべしです。
理由は全くもって単純で、不調がただのストレスの範囲か、うつの悪化なのか判別してもらうため。
ただのストレスの場合は時間が経てば過ぎ去りますが、うつが悪化した場合はそれなりの対処が必要になってくるはずです。
まぁねえ…精神科医との相性もあるし、調子悪いときは普通に人と会うだけでも疲れますからねぇ。
私も基本はめちゃくちゃ行きたくないんですが、精神科行った後に楽しみを作って無理やり足を運んでますw
≫ご褒美作戦! 精神科に行きたくないなら、前後に楽しみを作るといい
2.睡眠・食事・生活習慣が「確実にできてない」ので見直す
私の場合、うつが悪化するとき、まず睡眠リズムが壊れて不眠状態になることが多いです。
さらに気づいたら食欲がなくなっていたり、逆に暴飲暴食していたりw
どちらかが崩れるというよりは、一緒に崩れることが多いかな…。
- 間食を控えて食べすぎないようにする
- 寝やすいように、睡眠環境を整える
- 日中はできるだけ軽い運動(ウォーキング)をする
睡眠の質の悪化とうつは連動していると言ってもいいと経験から思います。
腸の状態も関係してそうなんですよねぇ…。
無理な食事を控えて空腹状態の時間を作っておくと、なんとなく睡眠の質も上がります。
とはいっても、悪化がひどくなると自分でどうにかできる問題でもなくなってきます。
必要に応じて、主治医に処方薬を調整してもらうなどするといいでしょうな。
3.ウォーキングがオススメ!軽めの運動をする
ウォーキングは太陽の光を浴びることにもなりますし、リズム運動はうつ予防、改善に最適です。
まあこれはもうわざわざ言うほどでもないでしょう。
ただ、1日30分歩くとか、1万歩歩くべきとか、どう考えても無理な話が多いじゃないですか。
それに、軽めの運動って実際どれぐらい何をしたらいいねんっても思いますよねぇ。私もさっぱりわからない。
…いや、わからなかった。
なんとも怪しい話ですが、1日5分歩けばうつ予防に繋がるそうなんですよ。
これだったらできそうな気がしません?
4.誰に何と言われようと、好きなことをして過ごす
ネガティブ思考に捕縛されると、小さなストレスもキャッチアップして大きく捉えるようになります。
常に頭の中がストレスでパンパンになってしまい、悪循環に。
無理やりネガティブを消そうとしても、意識しすぎて余計につらくなっちゃうんですよねぇ。
オススメはそのネガティブ思考を一旦、保留にしましょう。
そして、好きなことにひたすら没頭するのです。
ネガティブを消すのは難しいから、楽しいこと、ポジティブで上書き作戦ですねw
という方は、以下の記事を参考にしてみてください。何か見つかるかも。
≫うつから回復するきっかけは、ひたすら好きなことをすることだった
5.ダメなところばかり見ないで、良いところを見る
誰でも思うことですよね。
私はこの考え方はよくないなぁと思ってるんです。
欠点を意識すると、かえって欠点が目立って余計自分のことが嫌いになるんですよ。
一旦どっかにおいておいてください。別に欠点があるからってあなたのすべてがダメなわけじゃない。
それより、あなたの強み、良いところに着目しましょう。
…といっても、それを見つけるのは簡単ではありません。
と、誰かに言われたほうがすんなり受け入れられるし、知らない自分を見つけることもできます。
詳しくは以下の記事で!
≫短所ばかり見ているとうつが悪化したので、無料の強み診断ツールを使って長所を見ることにした
悪化と思ったら違う? 回復期は揺れやすいので注意しよう
悪化したー! と思って精神科に行ったとき
と言われたことがあります。
悪化したのか、回復期の揺れなのかも、担当医に聞いてみないとわからないところは厄介な点。
結局、体調わりーならさっさと精神科行って来い! って話ですね(笑)
回復期の揺れについては、以下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてみてください。
≫うつの回復期は、特に不安定な時期なので注意して過ごして欲しい
まとめ:悪化のサインを見落とさないようにしよう
- ストレスを溜め込んでいることを気付いてないふりをする
- 早めに病院に行かず、症状を放置してしまう
- 早く治さなきゃ! と、回復を焦ってしまう
- 「〜するべき」と思ってしまう完璧主義がまだ強すぎる
よく思い出してみると、自分がうつ病になったきっかけは身体から発せられるサインに、なんとなく気づいていつつも無視してしまっていました。
どうしても治りたいばっかりですから、都合の悪い真実は目を背けたくなるんですよね。
なんとなくのどが痛いのを無視していたら風邪を引いてしまうように、うつが舞い戻ってきちゃうんです。
症状の悪化に関しては、2倍、3倍は自分を過保護にして見ていたほうがいい。
とにかく困ったら主治医に相談することですよ。
自分でできることは限られているので…。
治したい気持ちはわかりますが、無理だけは絶対禁物です。