どうも、ほっしーです。
これまでネットの世界では比較的見逃されてきた「差別的な用語」にスポットが当たるようになってきましたね。
最近ネット上で、「童貞がセクハラ」「福岡は修羅の国?地名の蔑称はやめろ!」みたいな議論が活発ですよね。
でも不思議と、メンヘラは真剣に議論されないんですなぁ。
まぁ、生まれは蔑称だけど、最近はそういう意味で使ってる人少ない印象。
— ほっしー(星野 良輔) (@hossy_fe_ap) 2018年1月9日
ツイートにある通り、メンヘラなんて思いっきりネットスラングなのに、放置されてるんですよ。
いや、放置というより、当事者も好きこのんで使ってる印象すらある。
これは良いのか?と思った次第でして、アンケートを取ってみました。
#メンヘラ という蔑称について
残すべきに投票してくれた人は、意見くれると嬉しいっす。#精神疾患 #差別 #蔑称
— ほっしー(星野 良輔) (@hossy_fe_ap) January 9, 2018
メンヘラの定義
まず、メンヘラ発祥や定義についてあまり知らない人は、以下の記事を読んでみてくださいまし。
「メンヘラ」に対するみなさんの声
メンヘラが発達障害と混同されることがままあるので使いたくないですな。
メンヘラは所謂呼称であって病気でも何でも無い。
結び付けるのは駄目かと、誤解と誤認を生む。
— 極玄 阿修羅@富と福 (@_vantablack_) 2018年1月9日
確かにネットではそうなのかもしれません。ただ自分の感覚だと、周囲はまだ侮蔑的意味合いで使っている印象です。真剣な議論とは違いますが、どうやってメンヘラに近づかないようにするかといった内容は時々話題に上がりますね…。心苦しい瞬間ではあります。笑
— nina (@35ninnin_x) 2018年1月9日
私は大嫌いな言葉ですね。
テレビなどで芸能人がそういった表現を使うこともありますが、すごく嫌な気持ちになります。賛同。— *み ほ* (@oOmihomihoOo) 2018年1月10日
ただ言いやすい
それだけです( ;´Д`)(メンヘラ=やばい奴みたいに捉えてくる人もいますが気にしてません)
— 福たろ@初心者ライター (@5_nd6) 2018年1月10日
「残すべき派」の精神疾患でございます。
理由は「メンヘラです☆」というポップな言い方が出来るのは個人的に有難い。精神疾患という重厚感は重すぎて時に面倒なのだ。差別意識がある人や関わりたくない人を、フィルターにかけてくれるところも便利。
という脳天気な理由!— みえつねむり (@metnmr_44lab) 2018年1月10日
相手の理解が早くて楽だから使ってます
蔑称なのかもわからない部分が私にはありますが、すくなくとも良いイメージはないのは存じておりますね
— きよらさん (@natori_twintail) 2018年1月10日
精神が病んでる様子を端的かつ抽象的に表せる、他人を侮蔑する時にも当人が自虐する時にも使える、一語だけで共通認識として「ああ…」と納得させられちゃうある意味とても洗練されたオールマイティすぎる言葉
「メンヘラな人」というのはそれだけ定型的ということなんだろうか…— ぬい (@nui_bocchi) 2018年1月10日
自分から使う分には良いと思うけど、他者から「メンヘラ認定」されるのは、それは差別とか蔑称に近いのかなって思いました。
— メンヘラ子 @メンヘラブロガー (@hnt_anpi) 2018年1月10日
引用RT。自虐的に使い易い、浸透しているってのが一番の理由ですね。「メンヘラ」はヤンデレやサイコパス等、性格・気質的な問題と混同されがちですが、当事者的には「精神疾患」の方がシリアスで大袈裟な感じがして、自身の症状を指す表現としては躊躇われます。 https://t.co/SSxFiCuqqu
— ruchi (@ruchinium) 2018年1月10日
ほっしーはこう考えてます
私は自分のうつ病をネタにすることで、健常者との壁をなくす努力をしてきました。
あえてメンヘラという単語を多用し、カジュアルなものだと捉えてもらうためです。
他の人はどうか知りませんが、私のうつは軽い方であり、見た目にわからないのでカジュアルなメンヘラでOKなんですよ。
と思う人は、メンヘラという単語を使う人はブロックするなりすればいいと思います。
メンヘラ!って言われてイラっとした人は、無視しといたらいいですよ。別に争う必要はない。
メンヘラの今後はどう変化する?
今後を占う材料としては、メンヘラ.jpさんの活動が気になりますね。
【告知】CAMPFIREでメンヘラ.jpのクラウドファンディングがはじまりました。メンヘラ当事者がリアルの支援とより繋がりやすくなるためのシステムを開発します。どうか、お力を貸して頂ければ幸いです。https://t.co/nf4cl501XK
— わかり手@クラファンなう (@anbakurakoya) 2017年12月29日
精神の問題を抱える当事者たちにとって、最大の問題のひとつが「孤立」です。
孤立から脱しリアルコミュニティを繋がるために、全国の自助グループや支援者団体のデータベースを作りたい。
ネットからリアルへ、「つながり」を築ける仕組み作りを目指します。
支援者団体が「メンヘラ」を嫌うのは容易に想像できますよね。
ある意味「メンヘラ」という単語を良いイメージで社会に定着させる役割も担っていると思ってます。
別の方向で考えると、「メンヘラ」に変わる言葉は何か出てこないのかってところ。
これは全く想像がつきませんね…。
良くも悪くも、「メンヘラ」は市民権を得ているので。
健常者だって、気軽に使ってるでしょ?
定義は一応存在してますが、曖昧にしたまま使っている印象。
もしかしたら、もうそれで良いのかもしれませんね。
メンヘラという言葉が蔑称なのか?良いのか?と議論すること自体がナンセンスなのかもしれません。
言葉はあくまで、コミュニケーションの道具にすぎないわけで。
メンヘラと言われたからといって、それがアイデンティティーになるわけじゃないですから。
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